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本日の日経１３面に

【自転車通勤手当　前田建設が支給】…環境意識向上狙う
前田建設工業は自転車通勤者に手当を支給する制度を導入した。公共交通機関で通勤していた社員が、自転車通勤に切り替えた場合は、月４０００円を支給する。社員の環境意識を高め、二酸化炭素の排出削減にもつなげる考えだ。
自転車通勤の距離が２キロメートル以上を対象とした。これまで徒歩や自転車で通勤していた人も支給を受けられる。このほど約２０人の自転車通勤を承認した。更新は１年単位。任意保険への加入を条件とする。自転車通勤が増えれば社員の健康増進にも役立つと見ている。《引用ここまで》

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さて、「なかなかいい事じゃない」という感想を持たれた方も多いでしょうね。
エコ、地球環境に優しく！ですから。

私たちのような社会保険労務士は、この記事では「任意保険への加入を条件とする」に反応します。増加している自転車通勤ですか、当然心配もあります。

例えば、自転車通勤の途中で事故にあったら「通勤災害」と認められるのだろうか？
通勤災害の取扱いでは「合理的な経路及び方法」が重要です。「逸脱」「中断」（社労士受験生のみなさんは区別大丈夫ですか？）というものがあります。
要は、自転車って自由がききますよね。合理的な経路をはずれる＝寄り道の発生が多いですよね。万が一のときに、やっかな問題になりますね。


運転者が歩行者をケガさせることもあるかもしれませんね。
社員が加害者になってしまったら…？
基本的には、その社員さんが責任を負います。ところが、それが果たせないと言うことになると会社にも「責任とってよ」になることもあります。そのためにも、記事にある「任意保険への加入を条件」が大切になりますね。


自転車通勤に関して規程を設けているところは少ないでしょう。
作って下さい！必要ですよ！