お葬式の仕事をしていると
尚かつPTA役員をして地域のコミュニティーに参加していると
民生委員さんとお話をさせて頂く機会が増えます。
おはようございます、速水です。
民生委員さんのお仕事も大変ですね。
年々なり手が少なくなり
運営も大変だとお聞きしました。
いきなりですが
今、ちょっとした社会問題になっている
「孤独死」のおはなしです。
伊丹市でもお一人で暮らされているお年寄り
独居老人が増えています。
その事が、私達葬儀屋さんの仕事に直接何らかの影響を及ぼす事は少ないんですが、
お葬式の話しを外しても
問題があるのです。
「孤独死」は
「孤独生」が生み出した結末です。
そう言う意味では
本当に問題が有るのは
「孤独生」だと思います。
全てのお年寄りが当てはまる話しでは有りません
ごく一部の方々のお話しですが
会社などから現役を退き、
孫やこども達の訪問にご夫婦で目を細め暮らしている
幸せに溢れた老後の暮らしも
いつまでも続かないんですね。
孫も大きくなると遊びに来てくれる回数は減り
愛する伴侶に先立たれ、
独り残された時
それまで妻がこなしていてくれた
ご近所付き合いの煩わしさを嫌い
周囲との関係を疎ましく思い
引き蘢りがちになってしまう方が
少なからず居られます。
民生委員さんの呼びかけや
地域の皆さんからの呼びかけも
煩わしく思われるのでしょうか…
その結果が
「孤独死」に繋がっています。
はっきり言ってしまいます。
男性が圧倒的に多いのが現状です。
独り、暮らしの中で息絶えると…
誰にも気付いてもらえないんです。
街から姿を消した事に周囲の人が気付く、
ポストに溜まった新聞に周囲の人が気付く。
そのくらいならまだ全然ましです。
お住まいからの異臭に周囲の人が気付き
部屋に入って亡骸を確認する事も少なからず有ります。
そう、
独りで死んでしまうと
腐ってしまうんです。
そうなるとお葬式も様子がガラッと変わってしまいます。
旅装束をお着せする事も出来ず、
お柩に納めさせて頂いていも
お別れに来られた方にお顔を見て頂く事もできず、
式中も、お通夜の振る舞いの時も
腐敗臭が充満した中で行なわれます。
もちろん私達葬儀社も臭い対策は出来ますが限界があり
防ぎきれない事も有るのです。
現実は
独りで暮らしていた方ですので
親族も疎遠になっていて参列も少なく
地域社会からも孤立して暮らしていたので
会葬者も殆ど無く。
地元で古くからのお知り合いが居たとしても
親を放ったらかしにしていた遺族が
会葬を煩わしく思う。
そのうえ御遺体の状態が酷くなると、なおさら…
葬儀を行なわず火葬だけにされる事も度々。
こどもも、孫も、
生活に追われ頻繁におじいちゃんの元へ来れなくなっていたとしても
孫の誕生に目を細め…
成長に喜び…
ランドセルのプレゼント…
学生服姿をわざわざ見せに来たり…
幾多の想い出があるはずだと思います。
そんなおじいちゃんの最期が
残念な結末になってしまうのは悲し過ぎます。
お身体が腐ってしまうと
お身体が横たわっていた所が汚れる他にも
部屋中、建物中から臭いが取れないのです。
本来なら家族が集って故人の遺品整理をするんですが
とてもとても、出来る状態ではなくなってしまいます。
私達がお仕事でそう言うケースに出会い
ご遺族様と相談の上
お部屋の復元処置を依頼しているのが
「キーパーズ」さんです。
いわゆる「遺品整理」屋さんです。
お借りしていたアパートをすっきり綺麗にして
大家さんに返せる状態まで復元してくれます。
そんなキーパーズさんの吉田太一社長が今日、
朝日放送の深夜番組
「ビーバップハイヒール」に出演されます。
放送名も
「遺品整理やは見た！
哀しみの先のシビアな現実」となっています。
どこまで踏み込んだお話になるかは解りませんが
是非ご覧頂きたいと思います。
その他に吉田太一社長の書籍もありますので
機会があればお読み頂きたいと思います。
これは、
この問題は
お年寄りだけに限らず
どの世代にでも当てはまる世の中になっています。
お願いです、
引き蘢らないで下さい。
コンビニと自宅の往復だけになりがちですが
少しでも近所の方とご縁を持って下さい。
行き交う時の挨拶だけでも良いんです、
電話でも、メールでも何でも良いですから
人との繋がりを持って生きて下さい。
でないと、
腐ってしまうんです。
ちなみに今夜のビーバップハイヒールのサイトはこちら
キーパーズさんの公式サイトはこちら
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