横浜の木村和司監督(51)は5日、6日のリーグ開幕戦(対東京)に向けて意気込みを語った。

 「決めるべきところで決めれば結果は出る」と確実に得点機を生かすことが勝利につながるとし、「ゴール前のシーンが多くなれば、お客さんも沸くでしょう」と話した。

 1月の練習始動から直接指導を交え、選手個々の力を引き出す努力も重ねてきた。「シュートへの意識なども変わってきた」と手応えは十分に感じている。対戦相手の東京の試合映像などの研究も済ませているが「大事なことは、相手がどうのというよりも、自分たちのサッカーができるかどうかだ」と、攻撃的サッカーを掲げるチームの長所を前面に押し出すスタイルを貫くつもりだ。

 また、「何のためにプレーするのか考えてほしい。チームのため、サポーターのため。それが結果として、自分のものになる」と語気を強めた後で「これ明日のミーティングで言おうと思っていたのに言っちゃったよ」と苦笑い。初陣の緊張は感じていないというが、「とにかく楽しみ」と、気持ちは間違いなく高ぶっていた。