このプロジェクトの目的は、コミュニケーションができるロボットを宇宙ステーションで動かすことだけではなく、「単身化社会」が抱えるコミュニケーションレスから発生する問題の緩和も視野に入れているとか。そういう意味では、宇宙における宇宙飛行士とロボットの関係は、宇宙という隔離された空間が作り出す究極の「単身化社会」という見方もできるのでしょうか。
プロジェクトのスケジュールによると、8月から「きぼう利用計画の検討」が開始される予定だそうで、現在はロボットが話す言葉(宇宙飛行士を癒すコトバ)の募集をtwitterやメールで募集しているようですよ。もし、自分が宇宙飛行士だったら...こんな言葉をかけられると 癒される! とか 元気になれる! というのがあれば、応募してみるといいですね。
コミュニケーションロボットの制作は、ロボットクリエイターとして有名な高橋智隆さんが参加されるそうです。高橋さんの作るロボットは、真の設計図が高橋さんの頭の中にしかないそうなので、プロジェクトに参加している人ですら、どんなロボットになるのか出来上がるまで分からない...みたいなこともあるんでしょうかね。ちなみに、高橋さんの会社であるロボ・ガレージのホームページには、コミュニケーションロボのプロトタイプとして、「ペンパル」というロボットが掲載されています。
今回はヒト型なので、そっくりそのままという訳にはいかないのでしょうけど、ちょっとしたヒントになるのかも知れませんよ。いずれにしても、どんなロボットになるのか今から楽しみですね。
PENPAL ペンパル[ROBO GARAGE]
(KENTA)