新たな音楽シーンを確立し、ネットだけでなく様々な可能性を見出してきたVOCALOIDの最新バージョン「VOCALOID3」が先日発表されました。
VOCALOIDは2003年に発表、その後2007年にVOCALOID2を発売。歌声合成ソフトウェアの登場はネット界に大きな反響と話題を呼びました。VOCALOIDのCDがオリコン一位をとったり、海外の車のCMにも使われたりと全世界でも注目のソフトウェアと成長し、そして遂にVOCALOIDが更にバージョンアップ。VOCALOID3として登場しました。特徴は「さらにリアルな歌声」のようで、滑らかな発音や苦手だった早口にも改良を加えているそうです。今以上にもっともっと人間味を増すってことですよね。想像が出来ませんね...。
さらに使いやすくUIが一新されているそうです。DAWの様なトラックビュー画面も搭載されたり、エフェクトの付加も可能に、どうやらVOCALOID3 Editorだけで一通りの楽曲の制作可能だとか...。
そしてちょっと気になるのが歌声ライブラリとVOCALOID3 Editorは別販売というところ。今まではバンドルされた形のみでの販売だったので...。えーっとえーっとつまり元となるVOCALOID3 Editorにどんどん歌声ライブラリを追加していくだけ大丈夫ってこと? あとどうやらVOCALOID2の歌声ライブラリもインポートツールを使えば対応できるらしく...。え!? ってことはミクもVOCALOID3として利用できるって事ですよね!?
そしてそして発表会ではVOCALOIDカルチャーをとことん展開していく事が発表されました。VOCALOID楽曲の著作権の管理を請け負う企業を設立しクリエーター同士の情報交換の支援を行うそうです! すごいなー。更に開発者向けに契約をした個人や企業に合成エンジンのAPI公開を始めるそうです! いやこれマジすげー! だってだってさ! もしかしたら自分の歌声ライブラリーができちゃうってことでしょ? おぉ! 夢がひろがりんぐ!多国語にも対応していくようでそれに合わせたライブラリを用意すれば様々な国の音声合成も可能になっていくだとか。さっそく秋には韓国語の歌声ライブラリも発売予定だそうです。現在Macユーザー向けにも開発を進めているようですよー。
本格的にVOCALOIDが始まりましたよ! これはちょっと目が離せないなぁ〜。だれかGizmodoの歌とかつくってくれませんかね?
[YAMAHA]
(長谷憲)