イタリア語を日本語読みに分かりやすくした発音だと聞きました。
なぜイタリア語が採用されたのか、その起源などを調べています。
西洋文化が入ってくるときに何らかのイタリアの影響があったのでしょうか。
ご存じな方教えてください!
「ドレミファソラシド」の階名は聖ヨハネ賛歌の歌詞が由来で、微妙に違うところはありますが、世界ほぼ共通だそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311820... Yahoo!知恵袋
「ドレミファソラシド」という階名は、本当はほぼ世界共通です。
do re mi fa sol la si do(イタリア語)
do re mi fa so la ti do(英語 ソとシが違う)
ut re mi fa sol la ti do(フランス語 ドが違う)
日本語のドレミファソラシドはイタリア語と英語が混ざっているようですね。(ソは英語、シはイタリア語
http://homepage3.nifty.com/st_peter/pps/index6.html ドレミの起源
ドレミはラテン語の聖歌(グレゴリオ聖歌)の「歌詞」から採られています。
Ut queant laxis resonare fibris Mira gestorum famuli tuorum, Solve polluti labii reatum, Sancte Ioannes.
汝のしもべが、弦をかきなでて、汝の妙なるわざをたたえ得るように、このけがれある唇の罪をのぞかせたまえ、聖ヨハネよ。)
この太字で表されたところから「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」という名称(音名・階名)が採用されたのです。 最初の「Ut」がどうして「Do」になったのかは知りません。 しかし、フランス式楽典では音名はそのまま、ut re mi fa sol la si です。
http://homepage3.nifty.com/tora_tora/thedayafter/snail/scalename... ドレミの由来
イタリアの修道士で音楽理論家のグイド・ダレッツォ(Guido d'Arezzo)が、各節の最初の語を使って音を示す語とし、これを使って歌を歌う「階名唱法(ソルミゼーション)」を確立した。その「階名」は、すなわち「Ut Re Mi Fa Sol Ra」である。
グイドが考えたのは「Ut Re Mi Fa Sol Ra」までの6音で、1音足りなかった。17世紀頃になって、「Sancte Johannes」の英語名「Saint Ioannes」から「Si」をつけたという。
「Ut(ウト)」は発音しにくいので「Dominus(支配者、主)」から「Do」になったという。
ベネディクト派修道士グイード・ダレッツォ(995?-?1050)が階名唱法の基礎を作り上げたとき、最初の音階が「ut re mi fa sol la」だったそうです。
以降、音階はこの名称が引き継がれているとのことでした。
最近、娘がブックレポートで取り上げた絵本『Do Re Mi: If You Can Read Music, Thank Guido D'arezzo』に解説があり、そこで知りました。
Do Re Mi: If You Can Read Music, Thank Guido D'arezzo
ありがとうございます。
起源については分かりました。
あとは、
日本で、「ドレミファソラシド」という言い方が、音楽の授業、音楽学の中で
普及するに至った背景が知りたいですね。
> 西洋文化が入ってくるときに何らかのイタリアの影響があったのでしょうか。
「ドレミ」は英語圏から、という説明が下記にあります。
http://web.mac.com/rikiei/iWeb/Site/c&R%20Blog/07BB7D01-7BE0-49C...
http://web.mac.com/rikiei/iWeb/Site/c&R%20Blog/11FDD4E8-67A5-4E6...
# この文章中の細かい点の真偽は個別に検証する必要があるかもしれませんが。
「ドレミファソラシド」は、基本的にラテン語から発生したものですが、
「イタリアだけのもの」ではなく、英語圏を含め、欧州で広く一般的に使われているものです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Solfege
The seven syllables normally used for this practice in English-speaking countries are: Do, Re, Mi, Fa, So, La, and Ti.
【大意】
英語圏でソルフェージュの練習のために使われている7つの音は、通例、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、ティ」である。
一方で、「ドレミファソラシド」(基本的には、ラテン語からイタリア語、フランス語)は、
「ハニホヘトイロハ」(日本語)、「CDEFGAHC」(ドイツ語)、「CDEFGABC」(英語)とも表されます。
で、私が小学生のころにピアノの先生から聞いた話ですが、
同じ音でも「ド」と呼ばれたり「ハ」と呼ばれたり「C(ツェー)」と呼ばれたりではややこしくて大変だから、
学校では「ドレミ・・・」を使おうということになったのだそうです。
この説明が「本当」なのか、「子供に説明するための簡便な説明」なのかどうかはちょっとわかりません。
(「ハ長調 C major」とか「イ短調 E minor」という言い方を覚えるときに習いました。)
少し調べてみたところ、ウィキペディア「音名」の項の「教育音楽における音名」によると、
教育音楽において1970年ごろ、西塚智光 (1939-) は、1つの音には1つの音名があるべきとして、イタリア式音名を元に次のような音名を提唱した。これにより、異名同音がなくなる。
この「西塚智光(にしづか ともみつ)」先生については、ネット検索では詳しい情報が見当たりません。
図書館で調べれば詳細がわかるかも、と思います。
「西塚式」では、シャープやフラットの音(ピアノの鍵盤で黒鍵の音)にもそれぞれ音名が当てられていて、
ド (デ) レ (リ) ミ ファ (フィ) ソ (サ) ラ (チ) シ
※カッコでくくったものが黒鍵の音
ということになっていますが、私は「デ」や「リ」などは習った記憶がありません。
(「ドのシャープ」と言っていたように記憶しています。)
なお、「ドレミ・・・」は本来は階名であって音名ではないということは習った記憶があります。
学校の音楽の授業ではなく、ピアノのレッスンでだと思いますが。
(いわゆる「ドミソ」の和音は、「CEG(ツェーエーゲー)」といいましょう、ということで。)
また、そもそもなぜ西洋音楽での基準がドイツ語などではなくラテン語/イタリア語かという点については、
「階名唱法」でラテン語の聖歌に基づいた階名が西洋音楽で定着していたからだ、という説明でした。
下記ページにそのことについて、および「音名」と「階名」についての話があります。
http://web.mac.com/rikiei/iWeb/Site/c&R%20Blog/DD79B13E-AA1E-4B6...
http://www.naruto-u.ac.jp/~hyamada/q-and-a/1onmei/1onmei-kaimei-...
分かりやすくありがとうございます。
複雑ですね。
日本で、「ドレミファソラシド」という言い方が、 音楽の授業、音楽学の中で普及するに至った背景が知りたいですね。
とのことですが、ペギー葉山が日本語詞をつけた「ドレミの歌」(ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌)が1962年にNHKの「みんなのうた」で使用されたことが背景にあるようです。
なるほど。
こんなところからも。
これは色々と分かりやすく、ご説明ありがとうございます。
ドレミ・・・が世界共通というのもびっくりでした。