実行組織は「東北復興院」、ビジョンは「東北州」(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

実行組織は「東北復興院」、ビジョンは「東北州」(中川秀直)

東北復興、日本復興のために必要な組織は、単なる提言組織ではなく実行組織も兼ねたものである。モデルは、関東大震災の際、後藤新平が立ち上げた「復興院」構想である。

そして、それは「東北復興院」であるべきだ。権限、財源、人間の三ゲンを与えての、東北復興院であり、中央省庁の地方支局は中央省庁から切り離して東北復興院に、そして東北各県の権限も東北復興院に一元化し、東北復興院は復興後にそのまま東北州になる。「東北州」こそが、復興ビジョンなのである。

高台移住案やバイオマス活用のエコタウン構想は、東北復興院で決めればいい。日本の首相が今なすべきは、復興ビジョンを練る「復興構想会儀」を立ち上げることではなく、復興ビジョンである「東北州」導入とそれを遂行する「東北復興院」の立ち上げを国民に向けて宣言することである。

(4月7日記)中川秀直