博士号取得者の就職状況について

とある研究所から依頼されて「博士号取得者の就職状況」という講演をしきた。折角まとめたのでここに共有。

私は博士号取得者が民間就職するには以下2つのパターンがあると思っている。

  1. 技術がピンポイントにマッチする。
  2. 博士号取得者が持つ技術以外の能力が評価される。


1については、数は少ないがはまれば即採用。という感じ。
どんな企業に自分の技術がはまるのかわかりづらいかもしれないが、学会などで自分の発表を聞きにくる企業、話かけてくる企業などは自分の技術になんらかの興味を持っていると思っていると思って良いと思う。


2については、博士号取得者だからといって応募時に門前払いされることはないということ。
その職に応募してきた他の応募者と比較して魅力的に見れれば採用される。具体的には専門的な資料を読み込んだり、専門的な話をすることができる人を望んでいる業種だ。ここでいう専門的とは自分が研究してきた内容に直結するという意味ではなく、英語論文、特許明細書、調査資料などの資料を言う。

具体的なデータが無いので検証できていないのだが、他の講演者のお話でもこのような内容があったのでそんなに間違っていないと思う。
博士号取得者の採用ニーズは確かにあるのだ。みなさんお互いにがんばりましょう!