食費を節約する方法として、スーパーのチラシを見比べて、少しでも安いところで買い物をしたり、特売日だけに買い物をするようにしたり、クーポンを必ず使うようにしたりと、涙ぐましい努力をしている人も多いと思います。このような地道な努力も必要ですが、安い商品を買う以外にも、食費を根本的に節約する10の教えがありましたので、ご紹介しましょう。

1. 食材の調理法をよく知る

食費を節約するカギは、シンプルなことですが、料理方法を知ることです。新しい料理や調理法を試してみた時には、必ずすべての手順をメモしましょう。料理の出来がイマイチだった時には、調理時間を7分から8分に変えてみたり、卵の量を倍に増やしてみたりして、それがどのように作用するか確認します。そうしていくと、食材の調理法について詳しくなり、効率よく美味しい料理ができるようになります。

 

2. 広告に惑わされない

「本日の特売品!」など、大きく目立つ広告やサインに惑わされないでください。自分の買い物リストだけを見て、本当に必要なものだけを買いましょう。特売品を買わないと、損したような気分になるかもしれませんが、本当に必要ではないものを買うことの方が、よっぽど無駄遣いです

3. ブランドにこだわらない

例えば、ケチャップを買いたい時には、あらゆるケチャップのクーポンや、特売情報を調べましょう。そして、その時点で一番安いケチャップを買うのです。ブランドのこだわりを捨てると、いつもより安く買えるものが増えます

4. 写真にだまされない

チラシやクーポンに載っている写真は、あくまで見本です。そこに写っている商品自体が、安くなるとは限らない場合もあります。写真にだまされず、周りにある文字や情報をきちんと読んで買いましょう。安くなるのは、写真とは違う味やサイズの商品かもしれません。

5. プライベートブランドを買う

買いたいアイテムの成分表示を見て、同じアイテムのプライベートブランドがあれば、そちらの成分表示も見てみましょう。ほとんど同じ場合も多々あります。そういう時は迷わず、お得なプライベートブランドを買いましょう。成分表示がない商品の場合は、一度試しに買ってみてもいいと思います。

6. よく行くお店は会員になる

毎日のように買い物をするスーパーやコンビニでは、会員になったり、ポイントカードを作ったりするとお得なことが多いです。カードを提示するだけで、自動的に割引になることもありますし、会員だけのクーポンや特売などもあります。コンビニのポイントカードも、かなりお得度が高いようですよ。

7. 残り物を使い回す

買ってきた食材を、一度の料理ですべてキレイに使い切ることは、少ないと思います。残った野菜や食材は、細かく切ってスープにしたり、詰め物の具として使ったり、上手に使い回して無駄なく使い切りましょう。些細なことですが、1カ月分の食費として考えると、少し違ってくると思いますよ。

8. 手作りすれば安上がり

レトルト食品や加工食品など、調理済みのものを買うということは、間に人の手を介していることなので、当然食材だけの値段よりも高くなります。ですから、自分で食材を買って料理すれば、その分安上がりになります。1.で料理方法に詳しくなると、手作りの方が、よりヘルシーで美味しい料理ができそうです。

9. レギュラー食材を決める

少しの食材でも、様々な調理法やレシピを知っていれば、飽きずに、効率良く食材を消化できます。例えば、トマト、鶏肉、チーズ、ブロッコリー、お米、ほうれん草、リンゴがレギュラー食材だとしたら、それだけでも料理はできますし、時々、特売品の食材を加えることで、バリエーションも広がります。

10.安いものは新鮮なもの

安いものはみんなが買うので、回転がいいということです。回転がいいということは、すぐにストックが無くなって仕入れることになるので、より新鮮だということです。ですから、安いものほど新鮮なことが多い、ということになります。

スーパーで商品を買う瞬間ではなく、その前段階から、食費の節約というのは始まっているのですね。この方法で賢い消費者になって、少しでも家計を楽にしてください。

Kevin Purdy(原文/訳:的野裕子)