起業家か、社会起業家か | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

起業家か、社会起業家か

:グロービス堀さんのツイッターやブログ を読んでいるのだが、最近会った面白い記事。


「素朴な疑問だが、日本の企業は、そもそもが社会貢献を目的に作られたものと思っていたのに、なぜ敢えて『社会起業家』として括る必要があるのか? 株式会社 という器を使うと、社会貢献を考えていない『金儲け』と看做されるのか?分けることにより、区別や優劣が生まれるような気がしている」。


「グロービスは、NPO法人などが無いときに始めたので、株式会社を器として使った。一昨年学校法人に転換した。だが、全く意識を変えていない。そもそも良い人材を育成したいという思いで始めたからだ。そういう僕は『社会起業家』なのだろうか、それともただの起業家か」。



レアジョブは、25分で129円~のマンツーマン英会話を日本人に供給する、という側面だけでなく、
インターネットを通じて、フィリピンで約1000人の講師に雇用を供給する、という側面を持つ。

だから、僕も社会起業家と呼ばれたりすることもあるので、思うことを簡単に書く。

社会起業家と起業家の違い。
それは僕にはよく分からない。
取材があるとき 、メディアの取り上げ方に合わせて、
先方が書きやすいようにうまくしゃべっているだけな気がする。

ただ、「社会起業家」と言われたときに、次のような罪悪感を感じることがある。
「規模の拡大を狙ってはいけないのかな?」
「利益を出そうと頑張ってはいけないのかな?」
「上場を目指してはいけないのかな?」

Only the Paranoid Survive
常に、「潰れたらどうしよう、潰れないためにはどうしよう」 と気を張っている身としては、
規模を拡大し、利益を出し、上場して経営者を交代可能にする方が、
企業の継続可能性が高まり、
スタッフ・講師、ひいては生徒様のためにいいことは当たり前なんだけれど。