石井紘基という議員の存在を、テラケイさんのTwitterで知った。誰もその先を調査できない特別会計の金の行方について調べ、暗殺された議員だ。

「日本が自滅する日」は彼の死後、絶版となり、アマゾンでは高値がついている。

彼の著書によると、特別会計によって特殊法人を経由して民間に流れ、監査不能になった公金を計算すると、著書が出版された2001年時点で国の負債は1000兆円を超えていたという。今はそれからもう10年近くが経った。

特別会計の公的資金が投じられる特殊法人から、癒着している関係企業に税金が流れれば、その金は一民間企業のマネーとなる為、会計監査院はその行先を追うことが出来ない。

「日本病」石井議員のドキュメンタリー


暗殺してまで守りたいもの、それは既得権益者のポジションとマネーだったのだろう。何名がその恩恵に浴しているのか知らないが、「自分さえ良ければ」の精神で国を売り、若者の未来を売る人々に、私たちはいつまで搾取され続けなければならないのか。

ホリエモンが選挙に出た当時、田中真紀子さんに言われたことがある『あんまり本当のことばっかり発言してると、そのうち殺されますよ』と。

それである取締役が堀江さんにボディーガードを付けようとしたところ「え~、この人飲んでるときもトイレ行くときにも付いてくるんでしょ?やだよ、そんなの」という理由で却下されたのは今では半分笑い話にもなるが、その後、野口さんが沖縄で殺されたことを想うとやはり笑える想い出にはならない。

例えば、ガソリン税を道路の特定財源とするシステムによって、政治屋と官庁の天下りだけが潤い、癒着してる土木業者が喰いつなぎ、それ以外のすべての人々が犠牲をはらうという構図。これが日本経済全体にとって大きなデメリットになっていることは、誰の目にも明らかだろう。

こんな体制や目に見えない仕組みがあちこちに張り巡らされ、政治屋、マスコミ、3セク、一部企業の中に居る、本当に一部の人だけが得をして、他の98%の人は損をする“強者中心の自由民主主義”、それが我々が暮らしている世界の実相ではないだろうか。


ちなみに動画にも登場しているベンジャミン・フルフォード氏とは一度飲む機会があり、その際に教えて貰ったことだが、人を抹殺するのに、その筋の人は幾通りかの方法を採るという。

1.政治的抹殺(業界的抹殺)

2.社会的抹殺

3.暗殺

ひとつ目の政治的抹殺は、今の小沢氏の献金疑惑のように政治家としての使命を終わりにさせること(議員辞職を迫る、弁護士であれば弁護士バッヂを剥奪するなど)

ふたつ目の社会的抹殺は、業界に関係なく日本社会では生きていけないようにさせること(ライブドア事件による取締役陣の逮捕、りそな銀行問題を追及した為にパンチラ盗撮を二度でっちあげられた元大学教授の植草氏など)

この日本で社会的に抹殺されれば、どこも雇ってはくれない為、アンダーグラウンドの世界に入るか、海外に渡ってビジネスをするか、一部の応援者に支持されるビジネスを続けるかぐらいしか選択肢は残されていません。(堀江さんはまだいいけど、宮内さんや熊谷さん、岡本さん、中村さんがどれほど苦労していることか)

社会的に抹殺できない場合、または存在自体が相当目障りな場合の選択肢が暗殺。

これはリスクも高いので最近ではあまりやらないと元右翼の幹部もおっしゃっていたが、永遠に口をふさげるので、暗殺を指示する側にとっては一番安心できる方法でもあるそうだ。


いずれにせよ、こんな社会でいろんなパワーに怖れを抱きながらも、長いものには巻かれて慎ましやかに暮らすのが、賢い一般人の処世術であると多くの人は信じている。


でも、本当にそうだろうか?


誰も理想を語らなくなった瞬間から社会の腐敗は進行の一途を辿り、メディアが真実に光を当てなくなれば芽を出したばかりの可能性も枯れてしまう。

それを象徴する出来事が、福岡市長選に立候補した内海あきのり氏の周りでも起き始め弊社NR JAPANにも誹謗中傷や名誉棄損の形で飛び火し始めた。


下記のwikiでは、内海一人をターゲットにしたネガティブキャンペーンが展開されており、うちの見解は、園田が以下にとりまとめてくれている。

福岡市長選2010 wiki
http://www16.atwiki.jp/fukuokasityosen/

内海あきのり氏、NR JAPANに対する誹謗中傷についての事実掲載
http://ameblo.jp/oceanfire/entry-10689430890.html

ちなみにwikiやTwitterでネガティブ情報の根拠となっているのは「やや日刊カルト新聞」、「宗教&カルト・ウォッチ」、「自己啓発セミナー対策ガイド」などを執筆する藤倉氏の記事。

彼と直接の面識はないが、これまでの記事を読んでいると一応本人としては「世の為、人の為」と考え、自分が証言者から聴いたという事実をベースにブログや記事を書いている模様。

新興宗教やカルトの危ない一面に警鐘を鳴らす、というコンセプトには賛成だが、プロのジャーナリストとして記事を書いているのなら残念なことが一点だけある。

それは、彼が内海やNR JAPANが伝えようとしている内容を正確に理解していないということだ。

アマチュアなら別に構わないが、これはプロとしては致命傷。iPadの新機能も確認せずに、人から聞いた話だけで「新商品の発売」に関する記事を書くようなものだからだ。

表面だけ観て、あるいは人から聞いた情報だけで記事を書くことは誰にでもできるが、もし彼がプロのジャーナリストであるならば、なぜNRが人を悟らせる教育プログラムを持ちながら(経済的にはその方が利益が上がるのに)宗教法人として展開していないのか?を確認するべきだし、真実の世界を理解する為に仏教、キリスト教、道教、相対性理論、量子力学、5次元宇宙論なども解析しているHITOTSU学の一部分(キリスト教の祈りの解析)だけをあたかも全部であるかのように表現するのか、そこに自らの意図はないのか?を客観的に考えてみるべきである。

もし自分はプロのジャーナリストではない、と言うのであれば「新聞」の名を外し、当該サイトに書いていることは事実確認を行っていない一個人の推測記事(要はウワサ)に過ぎないことを明確にしてはどうか。

どちらのスタンスも取れない、というのであれば、わずかな広告収入欲しさに視聴率の上がりそうな件を派手に書きあげる週刊誌と同じ扱いをされても文句は言えまい。

その姿勢が日本の未来を損ね、自らの利益を害し、歴史に汚名を遺すことになることを自覚されているならば、今のスタンスを続けられればよいと思う。

新聞の読み手は、記者が思うほど馬鹿ではない。


RKBの件にしかり、メディアへの反乱は今に始まったことではないが、自らの在り方と読者や視聴者との関係性を考え直さねば生き残れない時代に突入していることを、そろそろ身を持って感じる季節になってきたと思う。

このブログを読んでくれている貴方も、情報の食べ方(認識の仕方)には十分に注意されるとよいだろう。

食生活が病につながるのは身体に限ったことではないのだから。