小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

人の振りを見て、我が振りのどこを直すべきか

2010-02-07 02:26:38 | 鉄ネタなんてどうよ?
先日の209系最終日の騒ぎで、とうとう産経新聞が大きく一部鉄道マニアを非難する記事を発表することに。
これを見て、「同族」であるはずのおいらが、手を叩いて「もっと叩いてくれ」と快哉を叫んでいるのは、どう考えてもおかしな事だと思うんだけどね…。

【衝撃事件の核心】「鉄ヲタ専用車両でーす」暴走する一部鉄道ファンの行き着く果ては… - MSN産経ニュース
写真を撮ったり、遠くまで旅行したり、ダイヤを眺めたり…。こんなさまざまな楽しみ方がある鉄道。最近は女性の愛好家も増えるなど鉄道ファンの数は増加傾向にあるようだ。ただ、人気上昇にあわせるように一部でマナーが問われる事態も発生している。さらには単なる迷惑行為にとどまらず、犯罪としか言えないような行為も。多くの良心的なファンからは「鉄道を楽しむ場を自ら少なくする行為だ」と懸念する声が高まっている。彼らは、なぜ暴走してしまうのか-。(豊吉広英)

ホームの先端にカメラの放列 狙うは丸いヘッドマーク

 1月24日、神奈川県と埼玉県の間を結ぶJR京浜東北線。平日なら通勤通学客で混雑するこの路線も土日祝日の昼間となれば、そう多くの乗客はない。日曜日のこの日も、多くの列車は閑散としていた。一部の例外を除いては…。

 午後3時半過ぎ。横浜方面へ向かう列車が東京駅に滑り込んできた。その先頭と最後尾の車両には「ありがとう」「209系」などと記された丸いヘッドマークが装着されている。ホームの先端では、カメラを構えた数十人の一団が待ち構え、ヘッドマークをつけた列車が近づくと一斉にシャッターを切っている。

 この日は京浜東北線から「209系」と呼ばれる通勤型車両が引退する日。ホームの人だかりは、京浜東北線を走る「209系」電車の最後の姿を目に焼き付け、雄姿を撮影しようとする鉄道ファンだったのだ。

 別れを惜しむファンは、車内にも多数乗っていた。特に先頭の車両は朝のラッシュ時にも負けない満員状態だ。

 何も知らずに乗ってきた一般の乗客。その目の前では、信じられないような異様な光景が繰り広げられていた。

「一般人は乗れませーん」 響く声に周囲は…

 ほとんどが男性のその集団は、駅に到着するたびに「うおー!」という歓声を上げていた。そして、ドアが開くと同時に一斉にホームへ駆けだして写真を撮り、また駆け足で車両に戻るという動きを繰り返す。車内を見渡すと、座席では靴を脱いで立ち上がり、うれしそうに車内を眺める少年の姿もある。隣に座った初老の女性は、少年が背負ったバックパックが何回もぶつかり、思わず顔をしかめているが、車内で大声を上げる集団は誰も少年をとがめようとしない。

 そのうち、一般の乗客が乗ろうとすると、満員の車内から、甲高い叫び声が聞こえてきた。

 「一般人は乗れませーん」

 「鉄ヲタ専用車両でーす」

 途中、外国人とみられる親子が乗ってきたが、父親に抱かれた幼児は、あまりの騒音に泣き出してしまった。何が何だか分からない様子の親子は、次の駅で慌てて下りる羽目に。

 午後6時13分。京浜東北線を走る最後の209系が終点の南浦和駅に到着する時間になったが、その列車は定刻を過ぎても姿を現すことはなかった。やっと先頭車両に設置されたヘッドマークが見えてきたのは、予定時刻を20分以上も過ぎたころ。一連の騒動でダイヤが乱れたとみられるが、「まあ、こういう車両ですから」。ホームで警備を行う駅員は、あきらめた口調でこうつぶやく。

 列車がホームに滑り込む。ドアが開いた瞬間、満員の車内からカメラを持ったたくさんのファンが駆け降りた。ヘッドマークを見ることができるホームの両端は、たちまちカメラを持った鉄道ファンで埋め尽くされた。

 「押すなよ!」「お前、邪魔!」

 こんな怒声も聞こえてくる。

しばらくホームにとどまった209系。京浜東北線での役割を終えた車両は、車両基地に戻るため、また静かに動きだした。

 「ありがとう、209系!」。ほおを赤らめ、ホームから遠ざかる209系に声を掛け、見つめる鉄道ファンたち。それだけなら、心温まる情景なのだが…。

 「彼らは『葬式鉄(そうしきてつ)』と呼ばれる人たち」と説明するのは、小学生のころから鉄道を愛して止まないという会社員の男性(32)だ。

 「車両や路線が廃止されるときに、最後の雄姿を目に焼き付けたり、写真に撮りたいという人たちで、多くは良識的だけど、一部で車内で大声を出したり、周りに迷惑を掛けたりする不届き者がいる。思い出の車両との最後の別れを惜しんで訪れた本当のファンは、みんな白い目で見ている」とため息をつく。

 葬式鉄の暴走はしばしばみられるようだ。昨年12月5日には東京と千葉、茨城方面を結ぶ常磐線で「207系」電車が引退したが、この時は2度にわたってカメラを構えたファンが線路に近づき、列車が緊急停止する事態を引き起こしている。

↑※長いので、全文はリンク先をクリックしてちょんまげ。

まあねえ…。
おいらも鉄ヲタの端くれとして、たまにしょーもない鉄ネタを日々細々と書き連ねている身、おいらのことをリアルで存じて下さる方もそうでない方も、きっと「ああ、きっと小馬太郎兵衛も同じ穴のナントカだろう」と思われていることだろう。もっとも、こんな事を書いている時点で、「一緒にするな」臭がプンプンするんですがorz
ネタで「小馬さん、この前大宮駅で209系のイベントですか、あの中で大声を上げて騒いでいたんですか(笑)」くらいの事を言われるくらいならまだまだかわいいものだけれど、本気でそう思っていらっしゃる方々には、返す言葉もないし、そう思われても仕方がない事を書き連ねているおいらの人間性を、パソコンのモニター越しや携帯の画面越しで伝えることが出来なかったおいらの不徳の致すところであります。

まあ、おいらがそんな人種ではないことは、日頃の行動や立ち居振る舞いで証明するほかなさそうですな。
人間、こうした時こそ、日頃の細かい部分がチェックされますからなあ…。
かといって、ここでおいらが「あんなのと一緒にするな」と騒いだところで、立場は同じ鉄ヲタなわけで、「鉄ヲタ」だろうと「マニア」だろうと、しょせん端から見ていたら同族であるとしか見られない。野球でもそれほど知識がないという方々からすれば、「ロッテファン」=「外野でぴょんぴょん跳ねている方々」という図式が容赦なく成り立つのと同じで、実際は応援歌までは皆知っていても、実際に外野で大声を張り上げている人は少数派で、むしろ内野席でじっくり野球を楽しみながら観ている方々が大多数という構図と一緒だろう。

そこでおいらは考えるのである。
「一緒にするな」と叫ぶ前に、おいら自身が自分を省みて、なにかすることはないのだろうか…と。

[1]せめて髪型くらいはなんとかしよーぜ。

え~…。
長めに切りすぎて失敗した…_| ̄|○

おいら、髪がモロに7:3分けになってしまうタイプなもので、分け目が目立たないくらい短くしなければならないところなのに、冬場だから長めにしておこうか…と馴染みのスタイリストさんに伝えたら、結構長めに残されちった。
来月辺りにもう一度切りに行く頃は、「球春到来だから」とか訳の分からない理屈を付けて、ソフトモヒカンっぽく切り落とすかな。多少寒くても。

[2]せめて着ている服くらいどうにかしよーぜ。

どうにもならねえ…_| ̄|○

ファッション雑誌でも買って、いろいろ見てくれを研究しようぜ。
安くごまかせられるところはごまかせられるけれど、おいらはいわゆる「イケメン」さん達とは対極の立場にいる訳で、それこそ、「何を着ても似合う」人種ではないのだから、それこそ、おいらみたいな人種こそ、見てくれに気を遣わなければならない立場なのではないだろうか。
今はいろいろ我慢して種銭を作って、近所でも裏原でもどこでもいいから、お気に入りのショップに出かけて、上から下まであつらえてみたいものですな。
これは、今年こそぜひ実現させよう。いつまでも「コレがない」ばかり言っていては、いつまでも進歩がない。

[3]人のふり見て我が振りを直そうぜ。

正直、鉄道などに全く興味がない層にとっては、ちょっとでも鉄道関係に興味がある連中は、十把一絡げで今回の記事の「主人公」達と同列に扱われてしまうのは致し方ないことで、鉄道趣味を生業としている以上、肩身の狭さとは常に同居していなければならないのか…という思いもある。
「人のふり見て我がふり直せ」とはよく言われるが、大多数の、おいらを含めた趣味人は、実は「人の振りは見ても、我が振りは絶対に直さない」のが圧倒的なのではないだろうか。
いや、決して「大多数の」皆さんにケンカを売っている訳ではなく、あくまで一歩引いて我を振り返ってみよう」というのが趣旨なものですから、もし不愉快に感じられた方がいらっしゃったら、それはおいらの真意ではないので申し訳ないのですが、ここで敢えて一歩引いて、「同列に見られないためには」を考えていく必要があるのではないだろうか。

今回の産経新聞の記事を見て、「よくぞ書いてくれた、もっともっと叩いてくれ」だなんてあたしゃ思ってしまったりしたのだけれど、いわゆる「同族」の方々を「叩いてくれ」という心境も、ある意味異常すぎる気がするんだよねえ…。
普通、「同族」なら擁護に回るのが普通の心理だと思うのだが…。

ただ、こうした事は、各種鉄道雑誌が触れてもいい頃合いに来ていると思う。
もちろん各鉄道趣味誌にとっても決して手をこまねいている訳ではなく、こうしたさよならイベントが行われる度に「マナーは守って下さいね」と付け加えているし、なにより相手があっての商売だし、もっといえば、「マニア」の投稿で読者投稿欄が賑わい、結果としていろんな情報が充実するという一面も備わっているだけに、必要以上に「お客さん」を刺激する文言は出来れば避けたいところだろうとは思うのだけれど、今回の新聞記事の主人公さん達は、まず例外なく、毎月20日前後には書店を訪れて、各種鉄道雑誌を手にとって立ち読みするか購入して帰っているはずで、行きすぎたマニアの抑止力の第一は、鉄道雑誌になるのではないかと思うのだ。
いつ、誰が火を付けたのかはおいらはあずかり知らぬところではあるけれど、「鉄子」ブームに端を発して、女性も多く参入して、女性、或いは子供連れで鉄道趣味を楽しむ裾野が広がっている時期でもあるだけに、マナー啓発にはもっとうるさくなってもいいとさえ思う。
「公共心」なくして、「公共交通機関」たる鉄道趣味は、絶対に楽しむことはできないのだから。

はあ。
肩身が狭いなあ…。

でも、肩身が狭いのは承知の上。
せめておいら達だけでも、スマートに、ハイクラスになりましょうや。
タモリや岸田繁レベルまでスマートになれればいいけどさあ…。


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3 コメント

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同じく人のことを言えませんが(苦笑) (おさない)
2010-02-08 00:14:26
この冬のアホ鉄旅のはしりが急行能登での北陸行きだったもんで、年末に夜遅くの上野駅にいたんですけど、ブルトレ発着の13番線そりゃもう大変な賑わいでして。

老若男女というか、夜で歩いてたら怒られるんじゃ? なんて若い子もいたりで。まぁ、その日は583系のふるさとゴロンともあったようで、色んな意味で拍車がかかってたみたいですけどね。

とりあえず、上野駅では駅員さんの場内アナウンスが若干の怒気も含みで「黄色い線の!」ってな位で、大きな騒ぎではなかったんですが。

13番線で沢山の人の所じゃなく、ホームの突端部分で(色んなw)音を録りながらやってた時はその辺の人と色々シェアしながらやって和気藹々だったんすけども……。

とりあえず、もっと普通に楽しくやればいいと思うんですけどね。みんなで幸せになろうよってな感じでしょうかね。
これは!名言かも‥ (陀羅尼助丸(新潟の皆様…雪中見舞い申し上げます))
2010-02-08 04:32:52
「人の振り見て我が振りのどこを直すべきか」

うーん…。。ある意味、深イイ~のかな。
でも、「一般人は乗れません」「鉄ヲタ専用車両です」の名言?発言には大爆笑させて頂きましたよヾ(≧∇≦*)ゝ。

ただ…私が思うに⇒この“人でなし鉄ヲタ衆”とは全く!別分類(正当派鉄ファン)に‥小馬さんは属してると思いますので、御安心を(*^-^)b。

ちなみに!私も⇒鉄ファン(自称・永久序の口)でありますが“サヨナラ物”には…あまり興味が無く、近々⇒「サヨナラになるであろう」を予測して~早めに“乗り納め&撮り納め”を済ませてますな。

で、野球観戦に関しては…こればかりは…orz。
例えば‥私自身“超アンチ!関西某球団+超アンチ関西某球団ファン”なのは言う間でもありません。
が…だったら!関西某球団の出場する試合に行かなければ良いのに!って思う反面‥我が贔屓球団のロッテや横浜が勝利するのを生で観たい!っていう気持ちが勝り…また、球場へ足を運んでしまう。
そして、変な服装の連中や罵声・野次・喧嘩等に遭遇しては…不愉快な気持ちを抱きながらの帰宅…orz。
この矛盾さ加減…何とかならないものかと悩みます(´Д`)=з。
上のエントリで触れましたが (小馬太郎兵衛)
2010-02-08 23:16:32
結局のところ、おいらは個人的に「あんなのと一緒にするな」と言い続けるのは、一種の思考停止と一緒ではないのかな…と、このところ思うんでやんすよね。
「一緒にするな」で、議論も何も全て止まっちゃいますからねえ…。

>おさない先生

銀河の最終日前日なんて、そりゃもうえらい騒ぎでして、警備員が「マナーを守って白線からは出ないで下さい!!(怒)」と、完全に怒声モードでした。
まあ、あれだけ人が増えて安全が守れないとなれば、怒声モードも仕方ないところなのでしょうね。
なんちゅーか、もうちと仲良くやれる手段を考えれば、お互いに平和に過ごせるんですが、それを良しとしていないのか、その術を習ってこなかったのか…。

>陀羅尼助丸兄さん

いえいえ…。
ただ、私の場合は悲しいことに、見た目が決定的にあっち寄りに見えてしまうので、どうしてもこの部分は乗り越えないといけないところなんですよね。
だからこその主張でもあるわけでして…。

私も基本的に、立ち会いは前日まで…というルールは課してます。乗るのは当日になる時もありますがね…。
自分の身は自分で守ると言いますか、変なのに関わられそうな頃合いは敢えて外すのがベストかと。

そういう意味では、私は徹底して例の球団の絡みのカードは、絶対に見に行きません。例えチケットを貰っても。

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