神奈川県内で百貨店を展開する東証2部上場の「さいか屋」は、昨年8月4日付で申請していた事業再生ADR手続が成立したことを明らかにしました。
2月1日に開かれた「第3回債権者会議」において、全取引金融機関から債権放棄や債務の株式化(DES)等の内容で合意に至ったと発表。
金融支援の内容は、取引金融機関7行における借入金約26億円の債務免除と、横浜銀行が保有する約7億円の債務の株式化、合わせて約33億円。
また、株主責任を明確化するため50%減資を行うほか、創業者一族が保有する株式は、無償提供された後に消却される見通し。
ADR手続の成立を受け、店舗閉鎖や人員削減などのリストラ策を加速し、2013年3月までとする事業再生計画を進めていく方針。