東京都中央区に本拠を置く「日本スポーツ出版社」は、債権者により破産を申し立てられ、1月29日付で東京地方裁判所から破産手続開始の決定を受け、倒産したことが明らかになりました。
1968年に設立の同社は、プロレス雑誌「週刊ゴング」を筆頭に、サッカー・バレー・野球などスポーツ専門誌を手掛ける老舗の出版業者。
しかし、プロレス人気の陰りとともに売上は減少し業績が悪化。2006年には倒産した「アドテックス」の資産隠し事件に絡み、当時の代表が民事再生法違反容疑で逮捕されるなど信用が失墜。
その間には、主力誌ゴングを休刊し事業を停止しており、新体制での出直しを模索するも資金繰りのめどが立たず、今回の措置に至ったようです。