逗子海岸殺人、男性再び不起訴

 逗子海岸(逗子市)近くの地下道で2013年7月、男性2人が死傷した事件で、殺人容疑で不起訴となり、検察審査会が不起訴不当とした男性(32)について、横浜地検は23日、再び不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

 男性は指定暴力団住吉会系幹部の男性ら3人=同容疑で不起訴処分=と共謀し、横須賀市に住む指定暴力団稲川会系組員の男性=当時(30)=の胸などを刃物のようなもので刺して殺害したとして、13年9月に殺人容疑で逮捕された。

 地検は同年12月に不起訴処分としたが、横浜第1検察審査会が昨年4月、「男性が被害者の胸や左首付近を刺したと認められる」として不起訴不当を議決。地検が再捜査していた。事件では不起訴となった別の男性1人も腹などを刺され、重傷を負った。

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